旅の現象学

2012年から2013年にかけてのユーラシア大陸自転車旅行の記録です。

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エスファハーンを出発すると、次に目指すのは約500km先のシーラーズ。美しい庭園やイランを代表する詩人ハーフェズやサアディーが生まれ育った場所として有名な街。6日間で到着するはずだったのだけど、途中、春一番のような立っているのが辛いくらいの強風の日が続いたりで、結局8日間もかかってしまった。

この区間の道の写真。大きな縮尺の地図で見るとイランは平坦な国のように見えるけど、実は結構山が多い。走った人の話から、この区間の道の景観にはそんなに期待していなかったのだけど、岩肌がむき出しの山に囲まれた道を走っていると大地の大きさを実感できてとても気持ち良かった。
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道の写真おしまい。
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この区間はキャンプ泊がほとんどだった。イスタンブールを出発してから最近まで、寒さのためにめっきりキャンプは減っていたのだけど、最近は初春のような気候であまり寒さを感じずにキャンプが出来るようになってきた。キャンプはやっぱりいい。テントの中にいると、小学生の頃、初めて自分の机を買ってもらい、自分だけの小さな場所を持ったときに感じたのと似たわくわく感を覚える。
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シーラーズまでの道のりでもたくさんの親切なイラン人のお世話になった。カメラを盗まれて以来、どうしても警戒感が強くなって、声をかけられたときに返す表情が硬くなってしまっているのが自分でも感じられたのだけど、いい人に会う度にその表情が、だんだんと解きほぐされていくのが感じられた。以下は特に印象に残った三人。

車を停めて話しかけてくれたおじさん。何度も家に来てくれと誘われたのだけど、時間的にどうしても厳しかったので断ると、食料品店に連れていかれて、ジュースや牛乳やお菓子を買って僕にくれた。
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建設中の建物の影でキャンプをした翌朝に、僕のテントを発見し朝食をごちそうしてくれた建設現場を管理しているお兄さん。
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パーキングエリアで出会ったトラック運転手のマフムードさん。彼も自転車で長距離旅行をする人で、何と僕がこれから走る予定のインド、東南アジアを数か月前に走っていたので役に立つ情報をたくさん聞くことが出来た。彼と会ったときには既に日が暮れていたので、その夜は簡易ベッドが二つもある広いトラックの中に泊まらせてもらった。
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シーラーズまで100km位の道のりには有名な古代遺跡がいくつか点在している。
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こちらはナグジェ・ロスタム。クセルクセスやダレイオスといったアケメネス朝ペルシアの王達の墓。
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小学生達が遠足に来てた。僕を見つけたときの「ハウアーユー?」の大合唱がすごかった。
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アケメネス朝ペルシア帝国の都、ペルセポリス。ガイドブックなどではイラン観光の一番の目玉になったりしているけど…。
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僕が一番印象に残ったのはゴミ箱の多さだった。
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シーラーズに到着。街の入り口にあるクルアーン門。この門の上には旅の安全を祈願して手書きのコーランが置かれているらしい。
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177日目の走行距離約40km(ロカ岬からの走行距離8283km)
178日目の走行距離約77km(ロカ岬からの走行距離8360km)
179日目の走行距離約100km(ロカ岬からの走行距離8460km)
180日目の走行距離約62km(ロカ岬からの走行距離8522km)
182日目の走行距離約80km(ロカ岬からの走行距離8608km)
183日目の走行距離約101km(ロカ岬からの走行距離8709km)
184日目の走行距離約33km(ロカ岬からの走行距離8742km)
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コメント

No title

イラン東部には寄らずに飛行機で飛んだのか。あの辺りは何もない荒野だった記憶しかないので、
それは正解かも。次はどこに行くのかな

Re: No title

東部は現在、退避勧告が出てるんですよ。ツーリストの誘拐事件などで。
今後のルート、アップしました!

> イラン東部には寄らずに飛行機で飛んだのか。あの辺りは何もない荒野だった記憶しかないので、
> それは正解かも。次はどこに行くのかな

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さんふぃ

Author:さんふぃ
ポルトガルロカ岬から、日本に向かって主に自転車で旅行中です。

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