旅の現象学

2012年から2013年にかけてのユーラシア大陸自転車旅行の記録です。

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少年の家を出発した後、取りあえずボルという大きな町を目指したのだけど、思っていたよりも登りがしんどく、予定よりも到着が遅れたため、そのまま泊まってゆっくり町を歩いていくことにした。

ボルに限らず、トルコのそんなに大きくない規模の町を歩いているとノスタルジーが湧いてくる瞬間がよくある。建物の作りや雑然としたものの並べ方がどことなく昭和の日本の町を喚起させるし、歩いていてふと流れてくる煮物の匂いやお香の匂いがまた日本的でノスタルジーを誘う。
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モスクのある広場から見下ろした町の中心部。
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次の日も長い登りが続く。高度が上がるにつれ、視界を占める雪の量が増え、途中から完全に雪景色になった。登りがしんどく、ところどころ路面が凍結している個所もあったので、途中からもういいやと半分以上の道程を自転車を押して歩いていた。そんな訳でこの日も50km程度しか進めなかった。

この日はここまでの旅で一番の夕焼けが見れた。高度もだいぶ上がっていてこの時間はかなり寒かったけど、もったいなくて暗くなるまで眺めていた。
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次の日、しばらく進むとこの道の最高点(1325m)に到達。この直後、数キロ続く長い下り坂があり、そこでこの旅の最高速68.5kmが出た。ある速度を境に風の音が変わり、神経が研ぎ澄まされる。一瞬、ニルヴァーナの影が見えたような…。
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最高点を越えると、以降は下りや平坦な道が多くなり、進むほどに気温も上がってくるので一気に楽になった。

以下、数日分の道の写真。
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道の写真おしまい。
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居心地の良い日本人宿に沈没した後の冬の旅なので、さびしさに打ちのめされないか少し心配だったのだけど、一日に二三回チャイに誘ってくれる気のいいトルコ人達のおかげか大丈夫だった。
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イスタンブールを出て八日目に、黒海まで80km程のハブザという温泉街に到着。イスタンブールで唯一満たされなかった温泉に浸かりたいという願望がここで叶った。泉質も温度も申し分なく、おまけに6リラ(約300円)のマッサージと垢すりが最高で溜まっていた疲れが一気に取れた(気がした)。
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寒さや路面凍結をかなり警戒していた区間だったけど、全然走れない道ではなかった。走ることを選んで良かったと、改めて思った。

128日目の走行距離約43km(ロカ岬からの走行距離5843km)
129日目の走行距離約55km(ロカ岬からの走行距離5898km)
130日目の走行距離約68km(ロカ岬からの走行距離5966km)
131日目の走行距離約69km(ロカ岬からの走行距離6035km)
132日目の走行距離約44km(ロカ岬からの走行距離6079km)
133日目の走行距離約77km(ロカ岬からの走行距離6156km)
134日目の走行距離約93km(ロカ岬からの走行距離6249km)
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さんふぃ

Author:さんふぃ
ポルトガルロカ岬から、日本に向かって主に自転車で旅行中です。

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