旅の現象学

2012年から2013年にかけてのユーラシア大陸自転車旅行の記録です。

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イスタンブール以降、どのように走るのかを非常に迷ったのだけど、結局、行けるとこまで自転車で行くことに決めた。ところどころでバス等を使えば、浮いた時間を使って、他の旅人に話を聞いて大きな魅力を感じていたネパールトレッキングが出来たり、東南アジアを暑くなりすぎる前に走れたりと大きなメリットがいくつかあったのだけど、最終的にここまで繋いできた轍を納得のいかない理由で途切れさせたくないという気持ちが勝った。

そこで問題になったのがインドビザ。僕は期限が発効日から半年のビザを日本で取得していたのだけど、新しいルートの場合、期限内にインドを周るのが非常に厳しい。それでこれから訪れる国と比べると一番取りやすいイスタンブールで再取得することにしたのだけど、ただでさえ大幅に予定が遅れている中、申請から取得までの五日間を特にやることの残っていないイスタンブールに留まり続けるのが嫌だったので、思いきって元旦に出発し、ビザ発効日まで進めるところまで進んで戻ってくることにした。

ヨーロッパとアジアを隔てるボスポラス海峡にかかる橋は、自転車で通ることが出来ないので船でアジア側に渡る。
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出発したはいいものの、元旦と二日はこれまでの人生で一番ついてなかったんじゃないかと思うほど、こまごまとした不運(泊まる場所が見つからずに夜中まで走り続けた挙句のパンクとか)が押し寄せるハードな二日間になった。不運の止めに二日目から膝が痛くなり、これ以上走れなさそうだったのでイスタンブールから100km程のイズミットという街から、たった一日でイスタンブールに戻った。ツリーオブライフに戻ると、当然、残っていた皆さんにからかわれたけど、不運の反動で天国のように思えた。早めに戻ってきたおかげで仲良くなった人を見送ることが出来たり、新しい出会いもあったりしたので結果オーライだったと思う。

しかし不運は続き、五日に取得出来るはずだったビザが手続きミスで八日まで待たされることになり、待っている間に個人的な事情の変化から、自転車旅行を続ける自信を失くした。そのタイミングで気心の知れたツリーの仲間がカッパドキアに行くという話をしていたので、ゆっくり考える時間を持つために僕も便乗して行くことにした。

寒さの厳しい中央アナトリアにあるカッパドキアは完全に雪に覆われている。これはこれでいいのだけど、イメージ通りのカッパドキアは隠れてしまっている感じで、少し残念だった。
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有名な気球もオフシーズンだからかあまり飛ばない。
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大きなおぼんを使ってソリ遊びをしていた子供たちと雪合戦が勃発。
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自転車で来なくて本当に良かった。
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カッパドキアには原始キリスト教徒がイスラム教徒の迫害から逃れるために作った地下都市が点在している。大きなものは地下八層に及び、15,000人もの人が暮らしていたらしい。実際歩けるのは一部だけだけど、想像以上に入り組んでいて、大した道具もない時代によくこれだけのものを作れたなと驚愕する。
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西日に染まるローズヴァレー。
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カッパドキアには二日滞在し、出発から三日目の夜にバスでイスタンブールに戻った。肝心の考え事は大して出来なかったのだけど、皆でわいわいやることでエネルギーをもらえたようで、何とか出発出来そうな気がしていた。それで予定通りのコースを走るべく翌日に出発した。

113日目の走行距離約65km(ロカ岬からの走行距離5598km)
114日目の走行距離約72km(ロカ岬からの走行距離5670km)
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コメント

No title

気球の写真、空の感じとかがすごい好き。^^
旅行行きたくなる~~。

Re: No title

ありがとう!今回の旅行で写真にはまったよ。
しばらくは旅行しないのかな(笑)

> 気球の写真、空の感じとかがすごい好き。^^
> 旅行行きたくなる~~。

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さんふぃ

Author:さんふぃ
ポルトガルロカ岬から、日本に向かって主に自転車で旅行中です。

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