旅の現象学

2012年から2013年にかけてのユーラシア大陸自転車旅行の記録です。

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テッサロニキで野良犬対策について色々情報を集め、どうやら背を向けて逃げるのがいけないらしいということが分かったので、まずそうな犬を見つけると、歌舞伎役者のように目を開いてじっと見つめながらゆっくりと通り過ぎるようにしてみた。するとどうだろう。犬は吠えながら駆け寄ってきてもある程度の距離で必ず止まる。背を向けた際に追ってきても、振り返るとだるまさんが転んだのように止まる。それでも近付いてきて噛みつこうとする獰猛な犬もいるのだろうけど、僕がテッサロニキ以降で出会った十数匹の犬は皆それだけで止まってくれたので、第二の対応策として用意していた投てき用のパンの出番は一度もなかった。

こんな状況ももう怖くない。
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投げつけて脅かしつつも懐柔しようと買ったものだけど、途中から気まぐれであげるきびだんごになった。
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きびだんごで仲良くなった。
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さて犬問題が解決して、以前のようなわくわくした日々がやってくるのかと思いきや、必ずしもそうではなかった。決して退屈と言う訳ではないのだけど、一日が以前よりも平坦なのだ。ギリシャの人達や景色がつまらない訳じゃない。ギリシャの道中でも、これまでと同じように、色々な人から優しさをもらい、素敵な風景に出会ってきた。それらはこれまでと同じように僕に力をくれた。でもそこから新しいことに気付いたり、自分の反応自体に驚いたりすることは減った。僕はただおいしい空気を吸うようにそれらを通り過ぎる。旅が日常になりつつあることを感じている今日この頃。

テッサロニキを出て二日目に泊まった港町カバラの風景。
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ギリシャに入ってケバブ屋さんが一気に増えた。味も今までのどの国よりもおいしい。でもこのおじさん曰く、トルコはもっとおいしいらしい。
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ギリシャを抜ける前日の夜、次の町まで行こうと走っていたら嵐になったので、ガソリンスタンドへ避難。働いている人がいい人でここでテント張っていいよ、と言ってくれたので久しぶりのキャンプ。寒くなってからめっきり出番が減っていたテントだったけど、厚着して寝袋に入れば全然問題ないことが今さら分かった。
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ギリシャ最後の大きな街アレクサンドロポリスのぐでんぐでんな犬達。
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昨夜の嵐で出来た水たまりに映える夕暮れの空。
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トルコ国境に着いたのは夜。夜空にはばたく巨大な国旗が印象的だった。
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81日目の走行距離約79km(ロカ岬からの走行距離4948km)
82日目の走行距離約97km(ロカ岬からの走行距離5035km)
83日目の走行距離約57km(ロカ岬からの走行距離5092km)
84日目の走行距離約61km(ロカ岬からの走行距離5153km)
85日目の走行距離約112km(ロカ岬からの走行距離5265km)
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コメント

No title

俺も行くまではバカにしていたのだが、トルコ料理はまじで旨い。

トマトベースのロカンタ料理、食べ放題のフランスパン……
日本ではケバブみたいなイメージしかないけど、そうではなかった。

いいな、俺も食べに行きたい!

Re: No title

ケバブ以外もすごくうまいですね!ロカンタのスープ、最高です!
必ず付いてくるパンももちもちで最高!

> 俺も行くまではバカにしていたのだが、トルコ料理はまじで旨い。
>
> トマトベースのロカンタ料理、食べ放題のフランスパン……
> 日本ではケバブみたいなイメージしかないけど、そうではなかった。
>
> いいな、俺も食べに行きたい!

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さんふぃ

Author:さんふぃ
ポルトガルロカ岬から、日本に向かって主に自転車で旅行中です。

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