旅の現象学

2012年から2013年にかけてのユーラシア大陸自転車旅行の記録です。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 イタリアに入ってから悪天候が続く。ピアツェンツァからヴェローナまでの距離は140kmくらい。地図を見る限り道も平坦なのでうまくいけば一日で着けるかもと思っていたのだけど、この日は一日中雨で、夕方からはほとんど嵐のような状態だったので結局、ヴェローナまで残り60kmくらいの地点で民宿に泊まった。ちなみにイタリアの一般的な宿の値段はスペインとフランスの中間くらい。35~40ユーロ位の宿であれば苦労することなく見つけられる。

翌日午後にヴェローナに着き街を散策した。
DSC_3553.jpg
DSC_3558.jpg
DSC_3564.jpg
DSC_3590.jpg
DSC_3622.jpg

 歴史のある建物が多く残る街並みが、人々の活気で色づいているダイナミックな街だった。
 ところでヨーロッパの有名な街は本当に観光客が多い。五年前に旅行した時は、それが自分の抱いていたヨーロッパの街の情緒に一致しなくて、違和感を感じていたのだけど、今回の旅行では最初からそういうものだと分かっていたので特に気にすることなく楽しめている。
 これは最近気付いたことなのだけど、自分の抱いているイメージに目にしたり聴いたりしているものを当てはめようとすることは、僕にとって共鳴しようとする楽器を抑え込んでしまうことに似ている。昔聴いていた音楽を何かを期待して聴いてみてもなかなか響いてこなかったりするけど、たまたまラジオでかかっているのを聴いたりするとなぜかとても響いてきたりする。ある夜中、用を足しにテントから外に出て、何気なく空を見上げて視界に入った天の川は、それを求めて空を見上げたときよりもずっとすっと響いてきた。

 翌朝、ジェノヴァで知り合ったコロンビア人とたまたま再会し、次はヴェネチアに行くと伝えたら、昨日までヴェネツィアにいた彼は、ヴェネツィアは大雨で街の大部分が冠水していて歩くのがすごく大変だったと教えてくれた。インターネットで調べてみるとYahooのニュースにもなっていた。最初の予定ではヴェネツィア内にあるユースホステルまで自転車と水上バスで行くつもりだったけど、それはかなり厳しそうだ(冠水を抜きにしてもヴェネツィアはなかなか自転車には厳しい街で、街の中で自転車に乗ることが出来ない上、階段も多い)。そうなるとヴェネツィアに行くには近くの街に自転車を置いて電車を使うことになる。もともとヴェネツィアにはそんなに執着がなかったし、今後の予定的にちょっと先を急ぎたかったので、寄らなくてもいいかなと思いながら、この日はとりあえずパドヴァという街に向かった。午前中は晴れていたのだけど、午後には曇りだし、夕方頃から霧が濃くなり一気に気温が下がった。久しぶりに晴れた空の下を一日中走りたいと思った。

パドヴァの街の中心の広場。
DSC_3643.jpg

52日目の走行距離約82km(ロカ岬からの走行距離3052km)。
53日目の走行距離約62km(ロカ岬からの走行距離3114km)。
54日目の走行距離約89km(ロカ岬からの走行距離3203km)。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kokosadokosa.blog.fc2.com/tb.php/26-5827a43b


より大きな地図で 旅の現象学 を表示

さんふぃ

Author:さんふぃ
ポルトガルロカ岬から、日本に向かって主に自転車で旅行中です。

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。