旅の現象学

2012年から2013年にかけてのユーラシア大陸自転車旅行の記録です。

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 グラナダの居心地が良くて、四泊もしてしまった。街に親しみを感じられたのは、前回の記事で書いた出会いによるところも大きいと思うけど、それを抜きにしても色々な表情を見せる歩いていてあきない街だった。
 あと自転車旅行は考え事をするのに適しているかと思いきや案外そうでもなく、上り坂では「チクショウ」、下り坂では「ヒャッホウ」に頭の大部分が占拠されるので、ゆっくり考えることが出来ない(もちろん走っているときにしか考えられないこともあるけど)。だから旅行中にゆっくり考え事をしたい僕には一か所に留まる時間も必要だなと感じている。こうやってどんどんスケジュールがずれていく。

アルハンブラ宮殿の周囲の堀を流れる小川。この下でサイード達とだらだらしてた。
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ストリートミュージシャンの演奏に集まってくる人々。
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アルバイシンの丘から望むアルハンブラ宮殿。丘と展望台が多く、場所によって違ったパノラマが楽しめるのもグラナダの大きな魅力。
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同じくアルバイシンの丘から望むグラナダの夕景。
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夜の散歩道。
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深夜になってもにぎやかなアラブ人街。
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グラナダのバルでは飲み物を頼むとタパス(おつまみみたいなもの)が無料で付いてくる。
ワインやビールが1.5~2.5ユーロ位なのに、この量のタパスが付いてくる。太っ腹。
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 アルハンブラ宮殿にももちろん行ってきた。旅をすると自分の心が何に動いて何に動かないのかが分かって面白い。アルハンブラ宮殿に限らず、僕の心は歴史的な建築物に対してあまり動かない。歴史的な建築物は、見ている側が能動的に、こういう歴史があってこれは生まれたのか、こういう人生を送った人がこれを作ったのかなどの物語を付与することで初めて十全に現れる。僕にはそういう能動性が欠けているのだと思う。
 反対に街や人や犬や猫は、自分が何の意味を付与しなくてもそこにあり続ける。僕は、そのような今流れているものの中に身を浸すのが好きらしい。こんなことを宮殿を散策しながら考えていた。

 そんな僕でも歴史的な建築物に心が動く時がある。それは隣で他の誰かがその対象に心を動かしている時だ。となりで誰かがすごいすごいと言っていると、僕もそんな気がしてきて対象への回路が開く。一人旅でしか感じられないことも、誰かと一緒の旅じゃないと感じられないこともある。だから僕はどちらの旅も好きだ。

アルカサバ(軍事要塞だったらしい)とグラナダの街並み。
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一面、細かなレリーフ。よく作ったなと感心はする。
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宮殿内からグラナダの街を覗く。
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さんふぃ

Author:さんふぃ
ポルトガルロカ岬から、日本に向かって主に自転車で旅行中です。

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