旅の現象学

2012年から2013年にかけてのユーラシア大陸自転車旅行の記録です。

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 ヴェネツィアからスロベニア国境までは約160km。ヴェネツィアを出て二日目、イタリア最後の都市、トリエステに着く。
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 イタリアも最後なのでちょっと食べ物について書いておきたいと思う。イタリアに入って、この旅が始まって以来たぶん初めて、体重が増加に転じた。僕はこの国で冬眠前の熊のようにピザやスイーツを食べた。イタリアの天気はなかなかタフだったけど、食の面では相当甘ったれた旅をしていたと思う。

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ピザは大体一切れが普通の街だと1.5~2ユーロ、ヴェネツィアなどの観光地だと2.5~3ユーロくらい。僕は二切れ食べれば大体お腹が膨れるので、この旅で頻繁にお世話になっているケバブ(一つ3.5~4.5ユーロ)よりも経済的。そんな訳でイタリアに入ってピザを食べない日がなかった。日本で同じことをやったらうんざりしそうなものだけど、イタリアにいるとそれが普通に思えてくる。ピッツァリアは本当にどこにでもあって、日本のコンビニと同じような頻度で見かける。

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イタリアにはパティセリ―が本当に多くて、小さな町にも大抵一件はあり、ショーケースの中に一つ1~1.5ユーロの個性豊かなドルチェが並んでる。町に通りかかり、パティセリ―が目に入るとさっきの町で寄ったばかりなのに「ここで通り過ぎたらもう二度とここのお菓子は食べれないんだなぁ」とか思って、つい立ち寄ってカプチーノと一緒に小さなケーキを2~3個食べてしまうのが常だった。

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ジェラッテリアもよく見かける。一番小さなサイズでも日本のサーティーワンのレギュラーサイズ位の量があって、1~2ユーロで食べられる。

 上に挙げた三つはどこで食べても美味しかった。今のところイタリア以外でもその国が十八番とする食べ物で外れに出くわしたことはない。

 トリエステからスロバニア国境までずっと峠を上っていく。スロベニアに着いたのは日が沈む少し前。スロベニアは旧ユーゴスラビアの国だけど、今はEUに加盟しているし経済も悪くないと聞いていたから、これまでと同じ感覚で国境を越えたのだけど、最初の町に入って異変に気付く。まだ日が沈んだばかりだというのに街がとてもしずか。スーパーマーケットや食堂は閉まっているところが多く、開いているところもこれまでの国と比べると電飾がかなり控えめだった。町の外に出るとこれまでの国では少しの間、街灯が続いていたのだけど、ここではぱたっとなくなり真っ暗になる。車の通りも少なくて安全と言えば安全だったのだけど、今まであまり感じてこなかった種類の心細さを感じた。この日はクロアチア国境まで30kmほどのところにある民宿に泊まった。明日はEUを出てクロアチアに入る。

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56日目の走行距離約102km(ロカ岬からの走行距離3345km)。
57日目の走行距離約89km(ロカ岬からの走行距離3434km)。
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さんふぃ

Author:さんふぃ
ポルトガルロカ岬から、日本に向かって主に自転車で旅行中です。

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